虫歯は歯を溶かしてしまう病気で、歯を失う原因の約30%を占めているのに対し、歯周病は歯を支えている骨を溶かしてしまう病気で、歯を失う原因の約60%を占めています。
歯と歯肉の間にプラーク(歯垢)が溜まり、そのプラークに含まれる歯周病菌が歯肉に炎症を起こす原因です。
さらに進行すると骨にまで到達してしまい、歯を支えている骨を溶かし、そして支えている骨が無くなるので歯が抜け落ちてしまいます。
歯周病はジワジワと歯周組織を破壊していきますので、気付かないうちに進行してしまっていることがほとんどです。
歯ぐきからの出血や口臭、歯ぐきの腫れや痛み、歯が長くなったように見える、歯が動くなどの自覚症状が現れたら、歯周病の可能性が高いです。
異常に気づいたら、もうかなり進んでしまっているといったケースが多いので、虫歯同様早期発見、早期治療がカギとなります。
歯肉は引き締まっていて、ブラッシングなどで出血しません。
歯肉の軽度の炎症です。
歯肉が赤くなり、ブラッシングなどで出血します。
歯周ポケット(歯と歯肉の間の溝)が深くなり、歯肉が腫れ、出血が多くなり、膿が出たりします。 歯を支えている骨が溶けるため歯がぐらつきます。
歯を支えている骨の溶ける量が多くなり、歯のぐらつきは大きくなり、食生活が困難になります。
まず歯肉や骨の状態を知るために歯周病検査とレントゲン検査を行います。歯周病検査は、歯周ポケット(歯と歯肉の溝の深さ)を測定します。
歯周病の初期治療は、歯の周りについているプラークや歯石を徹底的に除去することです。歯石があると歯周病菌が繁殖します。歯石は硬いためブラッシングでは除去できません。特殊な器具で除去します。歯周ポケットが深い場合には、麻酔を使用して歯石を除去することもあります。重度歯周病の場合は、フラップ術などといった外科的手術が必要になるケースもあります。
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